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  • 2022年3月18日 春は「気」を補う季節です

    中医学では2月から4月までを春の季節とします。
    五行説では春は五臓の「肝」に変調が起こりやすいため「気」と「血」を補う季節といわれています。
    暖かくなると自然界の動物は冬眠から目覚め、植物は芽吹き私たちの体も陽気を感じて気分が明るくなります。
    同時にのぼせやめまい、不眠、肌荒れなどの不調が起こりやすくなる季節でもあります。
    「肝」は胆汁をつくり、有害物質の解毒・分解、栄養を貯え合成させるなどの働きと自立神経、感情や情緒のコントロールもおこなっています。
    「肝」の養生として春の気の巡りを良くする香りのある食材や、解毒を助ける苦みがある食材を程よくとり入れ、いつもより少し早起きをして、心身ともにバランスが崩れないよう、食事から体を整えましょう。

    春の養生 はとむぎ
    はとむぎは、水分代謝をアップさせて「気・血」の巡りを良くします。

    【気の巡りを良くする食材】

    爽やかな春の香り野菜は、イライラや不眠解消、食欲増進などを改善して気の巡りを良くしてくれます。
    この時期、気分が落ち込みやすい人は香りのあるものをおすすめします。
    またレモンや柑橘類、お酢などの酸味は春の「肝」をいたわり元気にしてくれます。

    解毒を助ける春の食材
    【解毒を助ける旬の食材】

    春は冬に溜め込んだ不要なものを解毒する季節です。解毒機能のある食材は緑色の山菜など「苦み」のあるものがおすすめです。
    野菜にはカリウムが豊富に含まれているのでナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。
    また食物繊維が多く、さまざまな病気を予防する効果もあります。

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